
ソーシャルビジネスとは
今、注目されているソーシャルビジネスとは「社会問題の解決を目的とした収益事業」を行うビジネスのことを言います。
社会の課題や問題といってもさまざまで、たとえば環境に関することであれ、地球温暖化、自然破壊、ヒートアイランド現象、放射能の問題からごみの問題などがあります。
そのほかには、ワークライフバランスやリストラなどの経済問題、待機児童や学級崩壊などの教育の問題、日本では少子高齢化問題など多岐にわたります。
そういった問題や課題に対し、寄付などの外部の資金に頼らず、自社の収益を上げながら、その収益で課題解決に取り組む事業がソーシャルビジネスです。
つまり、ビジネスの手法を用いて社会問題の解決に取り組み、新たな社会的価値を創出するビジネスと定義されています。
ソーシャルビジネスと一般のビジネスの違い
では、一般的なビジネスとソーシャルビジネスの違いはどこにあるのでしょうか?
社会に貢献し、課題解決をすれば、それはすべてソーシャルビジネスであると思っている方も多いかもしれません。しかし、一般的なビジネスとソーシャルビジネスは「目的」に違いがあります。
社会問題の解決は必然的に緊急性も難易度も高くなります。ソーシャルビジネスは、そうした緊急性や難易度が高い課題の解決を目的とし、ビジネスという手法で実現を目指すものなのです。
利益を最大化することを目的とする一般的なビジネスとはそういった違いがあります。
ソーシャルビジネスとボランティアの違い
では、ソーシャルビジネスとボランティアの違いはなんでしょうか?
目的が「社会問題の解決」にある点では両者は共通しています。違いは、ソーシャルビジネスが「自ら収益を上げる活動を行っている」点にあります。
ボランティアは寄付などの外部からの資金に頼って活動を行います。そのため、資金が足りなくなると活動の継続が難しくなるという難点があります。
それに対しソーシャルビジネスは、自ら収益を上げ、社会問題の解決に取り組む活動の資金を調達しているため、資金が続く限り継続的に活動することができるのです。
さらに、お給料の無いボランティアに心血を注いでも生活を支えることはできません。
しかしソーシャルビジネスなら社会問題の解決に取り組みつつ、収益を上げ、生活費を稼ぐことができるのです。
事代行ビジネスは、これからの日本の少子高齢化問題を解決できるソーシャルビジネスとして社会に貢献できて、今後欠かせないビジネスとなります。