
フリーランスは、SNSで「貢献の投稿」をしながら、自分のブランドを構築し、CtoC型サービスの提供も行うことができます。
自分の市場価値を高めることで、「請負仕事」以外の収入の入り口を増やしやすくなるほか、自身のCtoC型サービスを広めやすくなります。
以下はブランディングするときに押さえておきたい4つのポイントです。
① 「専門性」を土台とする
ブランドの価値の源泉はあなたの「専門性」と、それに伴う「スキル」です。
仮にあなたが映画ライターであれば、映画の知識はもとより、映画を見る眼力や映画評の筆力、映画の最新情報を仕入れるインプット力などが価値でしょう。
あるいは、全国各地を渡り歩くフリーの料理人だとしたら、料理をつくる技術はもちろん、土地土地で食材を集める技術、料理の演出力や企画の提案力などが価値でしょう。
② 「人間性」を土台とする
SNSを活用しながら一般消費者とじかにつながっていくフリーランスにとって、専門性やスキルはもとより、あなた自身の人間性も問われます。
この人間性には、「個性」「人格」「人柄」と呼ばれるすべてが含まれます。人間性に魅力があればあるほど、その人の市場価値は高まりやすくなります。
③ 市場ニーズを満たしている
どれだけ高い専門性やスキルがあっても市場にニーズがなければ、価値は生まれません。雨が降らない砂漠地帯で雨傘の価値がないのと同じです。
ニーズがないと判断した場合は、「サービス内容を変える」「ターゲットを変える」などの対策を講じる必要があります。
あるいは、まだ顕在化していないニーズを掘り起こし、ゼロから価値を創造する方法もあります。
例えば、フリーの動画編集者が「絆でつながる家族の3分アルバム動画制作」のような、世の中にあまりないCtoC型サービスをリリースする、という具合です。
④ 希少価値がある
簡単に言えばブランドとは希少価値です。服をきれいにするクリーニング店は世の中にあふれていますが(ブランド価値は低め)、どんなシミも必ず抜くことができるクリーニング店のブランド価値は高いと言えるでしょう。
「このシミを抜いてくれるならいくらでも払う!」という人もいるはずです。フリーランスも「○○で困ったらあなたのところに行くしかない!」と思ってもらうことが重要です。