在宅ワークWebライターで月5万円を達成するまでの流れ

ここでは、ライターデビューから月5万円を達成するまでの流れをステップ式にご紹介します。

何も実績のないところからスタートする場合、方向性を間違えてしまうと遠回りになってしまいます。

そこで、迷子にならないために1~6ステップに分けて、やることをお伝えいたしますので、参考にしてみてください。

ステップ1 登録するクラウドソーシングを選んだうえでXも始める

まず、何も実績がないのであれば、クラウドソーシングサイトで案件に応募することをおすすめします。

クラウドソーシングは、簡単に説明すると企業(クライアント)とワーカーのマッチングサイトです。クラウドソーシングサイトには、企業側がワーカーにお願いしたい仕事を掲載しています。

そのため、ワーカー側はクラウドソーシングに掲載された募集内容を見て、条件がマッチすれば応募できる仕組みになっています。

クラウドソーシングのメリット

・自分で営業をして仕事を取ってこなくてよい

・仮払いシステムがあるサイトでは報酬の未払いトラブル防止になる

実績のないうちは自分で営業をしても仕事の受注につながりにくいです。そのため、仕事を受注する第一歩として、クラウドソーシングを利用するとよいでしょう。

また、クラウドソーシングによっては仮払いシステムが導入されています。仮払いは、企業側が「先に報酬の数%」を支払ってから、案件をスタートさせるシステムです。

これにより、報酬未払いのトラブル防止にもつながりやすくなります。

仮払いシステムのある主なクラウドソーシングは次の2サイトです。

・ランサーズ
・クラウドワークス

最初はこの2サイトを登録しておけばOKです。使い方に慣れてきたら、他のサイトも増やしていくとよいでしょう。

例えば、最初にランサーズに登録し、ランサーズで初案件を受注して、案件に慣れたうえで、クラウドワークスにも登録します。

一気にあれもこれもと同時に進めるとマルチタスクになってしまうため、確実にひとつずつ経験していくようにするといいでしょう。

そして、クラウドソーシングに登録するのと同時に仕事用のXアカウント(旧Twitter)を作っておくこともおすすめします。

Xとライターの相性はとてもよいです。主に情報収集、仕事の受注、ライター仲間を作るのに役立ちます。今後の活動をスムーズなものにしていくために、Xでライター専用のアカウントを作成しておきましょう。

また、ライター専用のXを始めるにあたって、自分が何者であるかを分かりやすく伝えるために、アカウントを整えておくのも大切です。

アイコン、ヘッダー、プロフィールにライターの要素を入れるようにすると、どんなアカウントであるか分かりやすくなります。

そして、アカウントを整えたら「ライター」「ディレクター」をフォローしていきましょう。

ライターをフォローするメリット

・同じ悩みを共有できる
・仕事の疑問点を解決できる
・孤独になりがちな在宅ワークで仲間ができる

横のつながりを大切にすることで、困ったときに経験者からアドバイスがもらえることもあります。

ディレクターをフォローするメリット

・自分のタイムラインに案件の募集が流れてくる率が高まる
・ライターからディレクターを目指すにあたっての参考になる

ディレクターは、簡単に説明するとクライアントとライターの間に入って、案件を管理、進行していく仕事です。そのため、会社によっては、ディレクターがライターを採用する権利を持っているケースもあります。

また、会社から頼まれて、X上で案件募集の投稿をする場合も多く見受けられます。

ライターにとってよい案件に出会うためには、多くの案件に出会うチャンスを増やす必要があります。

ライター・ディレクターの探し方は、Xの検索窓から「ライター」「ディレクター」と打ち込んで検索してみるとヒットしやすいです。アカウント名やプロフィールにライター・ディレクターの記載があったら、フォローしてみましょう。

ステップ2 上位のワーカーを参考にプロフィールを充実させる

クラウドソーシングに登録するときのポイントは、プロフィールを作り込むことです。

あなたが普段の買い物で商品を手に取るときを想像してみてください。

パッケージがきれいなもの、イマイチなものが並んでいるときは、きれいなものを選ぶのではないでしょうか。

プロフィール=商品パッケージというイメージで、受注率を上げるために作り込んでおきましょう。

プロフィールの作り方のコツは、すでにクラウドソーシングサイトで活躍している「評価の高いワーカー」のプロフィールを参考にすることです。

成功している人のマネをして、同様の状況や結果を手に入れることを心理学で「モデリング」といいます。すでに成功している人を参考にすることで、案件受注率を高めましょう。

参考にするときは、実績数が二桁以上で評価が4・5以上のワーカーを探すことをおすすめします。マネしたい人をいくつかピックアップしたら、どのようなプロフィールの書き方をしているかを参考にしましょう。

ランサーズのワーカーの探し方

「他ランサー」をクリックし「職種から探す」のライターをクリックすると各ライターが表示されます。

Webライターを始めて、実績が何もない「0」の状態の場合、クライアントに安心してもらえるように自分の顔写真をプロフィールのアイコンに設定しましょう。

顔写真に抵抗がある方は、自分の顔のイラストをアイコンに設定するとよいでしょう。

イラストを自分で書けない方は、ココナラ(個人のスキルを売り買いできるサイト)などのサイトで、イラストレーターにお願いできます。

ステップ3 まずは自分のできそうな案件に応募する

クラウドソーシングへ登録が終わったら、さっそく応募する案件を選びましょう。

ライターが執筆する主な仕事内容

・YouTubeのシナリオ
・コラム記事
・SEO記事
・LP
・記事LP
・取材記事
・電子書籍執筆代行
・note執筆代行
・SNSの投稿記事
・ステップメール

未経験からスタートする場合は、YouTubeシナリオ・コラム記事・SEO記事あたりから探すことをおすすめします。

また、執筆する記事の内容にもジャンルがあります。最初は自分が得意なジャンルの中から選ぶと書きやすいでしょう。

ジャンルとは
記事の主軸となるテーマのこと。

美容ジャンル・子育てジャンル・不動産ジャンル・仮想通貨ジャンルなど。

ジャンル選びのコツは、自分が過去に仕事や趣味などで経験したことのあるものがおすすめです。

もし、過去に経験したジャンルが募集欄にない場合は「興味のあるジャンル」から選んでみてください。興味がないジャンルは、記事執筆する前のリサーチ段階で苦痛に感じてしまいがちです。

記事を書ききるには、ある程度のパッションも必要になるため、調べるのが苦にならないジャンルを選びましょう。

また、いくつか執筆していくうちに、自分の得意なジャンルの傾向も絞れてくるものです。

現時点で得意ジャンルが分からない場合は、色々と経験してみることをおすすめします。

募集文の中には「初心者歓迎」などといった内容の案件もありますが、単価があまりにも低いものやクライアントの評価が低いものは避けるようにしましょう。

最低でも1文字0・5円以上の案件、クライアント評価は4・5以上から選ぶようにしたほうが疲弊せずに済みます。

地雷案件を受注してしまうと、モチベーションが下がるばかりでなく、挫折しやすいため、案件はよく選んでから応募しましょう。

地雷案件とは
ライターがきついと感じる何かしらの問題を抱えている案件。

ステップ4 応募文を作成する

応募したい案件をいくつかピックアップしたら、案件ごとに応募文を作成しましょう。

実績のないうちは、なかなか応募がとおりにくいものです。クライアント側の気持ちを考えると実績のないワーカーに依頼するのは不安です。

とはいえ、現在活躍しているワーカーも最初は誰しもが実績のない状態からスタートだったので、落ち込む必要はありません。

もし、実績がないことに不安であれば、noteやブログで好きな題材をテーマに文章を書いてみることをおすすめします。文章を書くことにも慣れますし、書いた記事を応募の際に送ることができます。

・noteのメリット
ブログよりも簡単に始められる

・ブログのメリット
ワードプレスでブログを作成することで、ワードプレスの入稿ができるとクライアントにアピールできる

noteもブログもない場合は、何もない代わりに応募文に力を入れてみましょう。

応募文はポイントを押さえることで、採用されやすくなるため、確認していきましょう。

応募文を書く際のポイント

・募集項目をよく読む
・初心者と書くのはNG
・案件ごとに応募文の内容は変える

「募集項目をよく読むなんて当たり前のことでは?」と思うかもしれません。しかし、意外とちゃんと読まずに応募してくる方が多いです。

応募する際には、募集に書かれている項目に対して、必ずひとつずつ回答していきましょう。

また、応募文に「初心者ですが……」と書くのもNGです。

クライアント側の気持ちを想像すると、自信のない人には頼みたくないはずです。不安な気持ちは心の片隅に置いて、プロ意識をもって応募しましょう。

そして、案件ごとに応募文の内容を変えることもおすすめします。

テンプレートの使い回しの応募文は意外と分かるものです。テキストであれど、熱意は相手に伝わります。面倒ですが、ひとつずつ変えて送るようにしましょう。

とはいえ、毎回応募文を考えていては時間がかかります。そこで、基本のテンプレートを用意しておいて、都度クライアントに合わせた内容に変えていくことをおすすめします。

ここでは、応募文のテンプレートをご紹介します。

実績のないときの応募文事例

株式会社〇〇
〇〇さま
はじめまして、〇〇〇
〇〇〇と申します。

貴社の募集内容、サイトを拝見し、経営理念やサービスに共感いたしました。
わたしのこれまでの経歴が募集内容と合致すると思いますので、応募いたします。
まずは、ご指定の項目について回答いたします。
※ここでひとつずつ丁寧に回答する

わたしは過去に〇〇の職についていたため、〇〇に関する知識をさまざまな視点から伝えられます。執筆の際は、読者の悩みや知りたいことを明確にしたうえで、解決できる内容を記事に反映したいと思います。

対応可能なスケジュール
・1日の作業時間
〇〇
・稼働している曜日
〇〇
・稼働している時間帯
〇〇

ご依頼いただいた際には当たり前のことではございますが、報連相の徹底、迅速かつ丁寧な対応を心がけております。

ご縁がありましたら何卒、よろしくお願いいたします。

以上の応募文テンプレートを基準に、クライアントごとに内容を変えて応募します。

また、何より重要なポイントは、クライアント側の気持ちを読み取ることです。クライアントがどんな人を必要としているかを考えてみてください。

応募文を作成する際は、手を抜かずに気持ちを込めて送りましょう。

そして、案件によっては「テストライティング」といって、文章のスキルをクライアントがチェックしてから採用するケースもあります。

テストライティングも手を抜かずに、実際に納品する気持ちで取り組むようにしましょう。手を抜いた文章は必ず相手に伝わります。必要な経験だと思って丁寧な文章を心がけて執筆してください。

ステップ5 案件を獲得したあとに確認すること

案件を獲得したら、いくつか確認することがあります。その中でも特に確認してほしい項目は次のとおりです。

・レギュレーション(案件のルール)の確認
・応募する企業のサイトの確認
・方向性の確認
・納期の確認
・記事提出前のチェック

まずは必ずレギュレーションを確認しておきましょう。

疑問点などあれば、まとめて質問できるようにしておきます。何度も質問するのは、相手の時間を奪うことになるため、まとめて端的に質問できるようにしましょう。

また、すでにクライアントのサイトに掲載されている記事があれば併せて確認しておきましょう。

確認することで、記事全体の雰囲気を合わせられます。

次に、方向性の確認もしておくとよいでしょう。

方向性の確認とは「想定読者(どんな読者に読んでもらいたいのか)」「記事のゴール(読者にどうなってほしいのか)」です。

方向性が最初にぶれていると、修正になる可能性が高いため、自分の認識に間違いがないか確認することをおすすめします。

レギュレーション、方向性の確認が終わったら、納期の確認もしておきましょう。

納期を守ることは基本中の基本ですが、可能であれば納期の2日前には提出するつもりで予定を組むことをおすすめします。

そして、記事が完成したら「誤字脱字がないか」「読みやすい文章になっているか」「レギュレーションは守れているか」などを最終チェックします。

最終チェックは、頭がスッキリしている朝にするとよいでしょう。頭が回ってないときに確認するとミスに気づきにくくなります。

案件の継続を目指すためにも質のよい記事を提出できるように心がけましょう。

また、在宅ワークを続けていくうえで大切なマインドは「単価に関わらず、一生懸命に取り組むこと」です。手を抜いた記事は相手に伝わるものです。

在宅ワークでは、記事の質を指摘してもらえずにそれっきりの関係になることが多いため、丁寧な仕事ができるように意識して取り組みましょう。

ステップ6 実績が増えてきたらポートフォリオを作成する

実績がついてきたら、ポートフォリオを作成してSNSからも仕事を受注しましょう。

ポートフォリオは、自分の経歴や実績をまとめたものです。ポートフォリオを作成しておくことで、仕事の受注率がアップします。

クライアントがワーカーに依頼する際は、事前に「どんなスキルがあって」「何ができるのか」を確認しています。

ライターのポートフォリオは、noteやブログなどを利用して作成するのが一般的です。参考にしたい人のポートフォリオをいくつかピックアップしておくと、作成しやすいです。

ポートフォリオの探し方は、Xのプロフィールまたは、固定ポストをチェックしてみましょう。

また、実績を掲載する際は、必ずクライアントの許可を取りましょう。クライアントの許可を得ずに無断で掲載するのはNGです。

クライアントに実績の掲載許可をお願いするときの連絡事例

〇〇株式会社
〇〇さま

いつも大変お世話になっております。
また、いつも丁寧なご対応にとても感謝しております。

今回は実績の掲載に関してお願いしたく、ご連絡させていただきました。
現在、ポートフォリオを作成中でございまして、貴社に納品した記事が掲載可能であればお願いしたく存じます。

また、ポートフォリオにURLの記載が難しい場合でも、応募の際に実績として提示することは可能でしょうか?

お手数をおかけしますが、ご回答いただけますと幸いです。

ポートフォリオが完成したら、Xのプロフィール、または固定ポストに載せておきましょう。ポートフォリオがあることで、Xからの問い合わせが来やすくなります。

自ら営業しなくてよいため、実績が溜まってきたら早めに作成しておくことをおすすめします。