フリーランスの「CtoC型サービス」で必要な3本柱

フリーランスが「CtoC型サービス提供」をするときに必要となるのが
「サービスメニューづくり」
「アナウンス」
「ブランド」という3本柱です。

① サービスメニューづくり

ビジネスをするうえで最も大事なのが「サービスメニューづくり」です。

押さえておくべきは、サービス内容がお客様の「悩み解決」になっていることと、お客様に「明るい未来」を与えられていることの2点です。サービスによっては「楽しく取り組める場」や「結果・成果が出やすいシステム」のような点も重視されます。

ただし、競合が多すぎては選ばれにくくなります。自分の市場価値と専門性とスキルを活かしつつ、競合と一線を画すオリジナルサービスを生み出しましょう。

サービスの質が低くお客様に満足してもらえなければ、リピートもされず、口コミも起きません。最悪、信用とブランドを落としてしまうこともあります。十分に注意しましょう。

② アナウンス

どれだけすばらしいサービスでも、その存在が知られていなければ、誰も買うことができません。通常、サービスのアナウンスは、公式サイト、メルマガ、ブログ、Facebookなど自身の保有メディアで行います。

普段、情報発信を受け取っている人が
「この人の実績はすばらしい」
「考え方が役立つ」
「人柄がすばらしい」
「ノウハウがすばらしい」
と感じてくれるようなら、サービスのアナウンスをしたときの反応率(サービス購入率)が高まります。

つまり、アナウンスの結果は、大方、アナウンス前に決まっているのです。では、普段、どのような投稿をすればいいのでしょうか?

それは、「貢献の投稿」です。

自分の専門性とスキルに基づいて、読者(見込み客)に
「新しい情報」や「役に立つ情報」
「悩み解決につながる情報」
などを提供することによって、読者の信用を貯金することができます。

この貯金の量に応じて、サービス提供のアナウンスをしたときのリターンが変化します。つまり、貯金が多ければ多いほど、反応率が高まる、ということです。

サービス内容がいいにもかかわらず、売れ行きが悪いとしたら、それは普段の情報発信で、読者に貢献できていないせいかもしれません。

読者のメリットにならないことや、単なる雑記や日記を書き散らしている人は、とくに注意が必要です。

もちろん、サービスのアナウンスをするときには、読者(見込み客)の興味を引く書き方をしなければいけません。

また、アナウンスする回数も大事です。一度や二度では気づかない人もいます。

しつこいと思われてはいけませんが、サービスの存在をしっかり認知してもらうためには、ある程度の回数が必要であることも覚えておきましょう。

なお、サービスを広める方法には「広告」もありますが、資金も実績もないうちから使うことはおすすめしません。

フリーランスの販売戦略の基本は
「SNSでの『貢献の投稿』→『信用貯金』を貯める→サービスのアナウンス→サービス購入」のサイクルです。各フェーズの質を高めていくことに注力しましょう。

もちろん、サービスが軌道に乗り、収入にも余裕ができたときは広告の利用を検討してもいいでしょう。費用対効果を精査しながら出稿するメディアと予算を決めましょう。

③ ブランド

ブランド力が高まると、そのサービスを必要としている人が
「勝手にこちらのことを探してくれる」
「勝手にサービスの口コミをしてくれる」
ようになります。

NEWフリーランスのブランディングでは、その分野で日本ナンバー1の有名人になる必要はありません。言うなれば、小さな山の頂上を目指すくらいのイメージです。

あなたの名前が全国区ではなくても、あなたのスキルを学びたいと思った人がGoogleやYouTubeやAmazonで検索をしたときに、あなたの名前と出会う可能性が高くなるよう、日々の情報発信に力を入れまよう。

わたしの場合は、出版していることも大きなアドバンテージです。しかし、出版やマスコミ出演を絡めずとも小さな山の頂上に登ることは(=ブランドを築くことは)できます。

その方法が、SNSで「貢献の投稿」をし続けることです。

フリーランスが提供するサービスの「稼ぐ力」を数値化するなら、シンプルに「サービス力+アナウンス力+ブランド力」で表せます。

それぞれ10段階評価として「3+3+3」と「8+8+8」では、その差は大差です。どれかひとつだけ突出していればいいということではありません。すべての力を伸ばしていくことでレバレッジが最大化します。