
「いつ」「どのように」動けばいいのかがよくわからないという人(見込み客)は意外と多いものです。
サービス提供者は、彼ら彼女らに、どのタイミングで、どういうアクションを取ることができるのか、その選択肢を示してあげましょう。
例えば、フリーのFP(ファイナンシャルプランナー)がいたとしましょう。
多くの人は、どういうときにFPに相談したらいいかがわかりません。したがって、FPは自ら発信・アナウンスをする必要があるのです。
次のような悩みをお持ちの方は、気軽にご相談ください
・毎月の家計がキツキツで苦しいとき
・どうしたら住宅ローンが組めるかわからないとき
・節税の仕方がわからないとき
・突発的に大きな出費をしなければならなくなったとき
・将来の目標のために貯蓄したいとき
・自分に合った投資をしたいとき
・生命保険を見直したいとき
・老後に安心して暮らせるよう対策しておきたいとき
このようなアナウンスがあれば、該当する人は安心して相談することができます。
「いつでも撮影のご相談を受け付けています。」
こういう漠然とした書き方では、お客様は行動できません。アナウンスするときは「自分ごと」として受け止めてもらえるくらい具体的な表現を心がけましょう。
以下は、一例です。
・「家の中を片付けしよう!」と思ったときはご相談ください
・「会社(商品)のマスコットキャラクターをつくりたい」と思ったときはご相談ください
・「ホームページをリニューアルしよう」と思ったときはご相談ください
・「結婚式までに痩せたい」というときにご相談ください
・「事件や事故から立ち直れない」ときにご相談ください
行動を促す会話や文章に求められるのは、ターゲット(見込み客)に対して「今がまさにそのときですよ」と背中を押してあげる言葉です。
その言葉に触れたターゲットが
「自分のことだ!」
「今このタイミングでいいのか!」
と自覚するようなら及第点です。
行動に移る(=相談してくる)可能性が高まります。
たとえ、今すぐそのサービスが必要のない人であっても、必要に迫られたときに、その言葉をパっと思い出してくれたら、問い合わせをしてくる可能性が高まります。
抽象的な言葉ほど記憶に残りにくく、具体的な言葉ほど記憶に残りやすい。そう心得ておきましょう。