フリーランスは、「教えること」仕事にすることができる

フリーランスは、自身が「コンテンツホルダー」であることを自覚しましょう。

例えば、すでにある専門性とスキルを使って「○○習得ノウハウ」を体系化することで、講座やスクール(塾)などの教育サービスを提供することができます。フリーランスが軸にしやすいサービスのひとつです。

・音声講座・セミナー
・動画講座・セミナー(録画)
・オンライン講座・セミナー(リアルタイム配信)
・会場参加型講座・セミナー
・パーソナルレッスン
・各種コンサルティング

また、教える対象もさまざまです。

・まったく知識やノウハウのない人(初級)
・スキルは持っているが未熟な人(中級)
・プロとして一線級のスキルを身につけたい人(上級)

対象者別に講座やスクール・塾を企画することもできます。

職種の違いはあれ、あなたの専門分野でもサービスが提供できるのではないでしょうか。

近年では教えたい人と学びたい人をマッチングする「ストアカ」を筆頭に、自分の講座を開くことができるプラットフォームも人気を博しています。

集客にまだ自信がない人は、手始めにこういうサービスを利用してみてもいいでしょう。集客力があるプラットフォームを選ぶことで、「教える仕事」に集中しやすくなります。

もちろん、手数料がかかり、制約もありますが、「教える仕事」の第一歩を踏み出すにはうってつけです。場数を踏むことで「教える経験値」が貯まっていきます。

また、講座を開くことによって、その講座にニーズがあるか否かを知ることができます。マーケティング・リサーチと割り切って使うのもいいでしょう。

さらに、「教える仕事」で実績を積んでいくと、その様子をSNSや公式サイトで情報発信して、企業から社員向け研修のオファーが入ることもあります。

個人向けのカリキュラムを企業向けにアレンジすることによって、「教える仕事」の可能性がますます広がります。

教えることが好きで、なおかつ企業研修にマッチするコンテンツがあるようなら、講師専用のエージェントに登録するのもひとつの手です。あなたの研修プログラムとあなたを企業に売り込んでくれます。

講師料はまちまちですが、2〜3時間の研修の場合、零細企業で5万円〜、中堅企業で10万円〜、大企業で15万円〜が相場です。町の商工会議所などの場合は3〜5万円が相場です。

どこまで講師業にコミットするかにもよりますが、同じプログラムで企業を渡り歩けるとしたら、コストパフォーマンスは悪くありません。

近年では事前に研修を収録する「動画研修」や、リアルタイム配信で行う「リモート研修」も増えています。

ちなみに、交通費や宿泊費などの経費は、企業側が持ってくれるケースがほとんどです。一方、Wi-Fiやソフトを含むインターネット周りの環境整備費用は、「自分持ち」となります。

配布物(テキストやワーク用紙など)がある場合は、事前にデータを送り、企業側で印刷してもらうケースがほとんどです。