フリーランスの営業メールの書き方

フリーランスが、「自分を売り込む」という意味では、電話やメールでアポを取ったうえで、相手の会社に伺うという流れがスマートです。

一方で、ワークスタイルの変化もあって、相手が「できればオンラインで効率よく進めたい」と望むケースも増えています。したがって、「売り込み自体」をメールで完結させるアプローチも用意しておくといいでしょう。

営業メールのポイントは以下の6つです。

① 自分が何者か(専門性)をしっかり伝える(肩書きや公式サイトURLなど)

② メール先の企業への敬意を伝える(以前から注目している旨など)

③ 自分の専門性を証明する(作品や仕事実績がわかるサイトのURLなど)

④ サンプルを用意している旨を伝える(2、3本別パターンを用意する)

⑤ 突然メールしたことへのお詫びのほか、先方に失礼のない文面を心がける

⑥ ⑤を意識する一方で「書かせていただけませんでしょうか?」のようにへりくだらないことも大事。〈わたしの専門性とスキルが貴社のお役に立つ〉という姿勢を崩さない

公式サイトを用意しておくことは、フリーランスの営業活動において極めて重要です。

公式サイトにプロフィールや実績、作品などを載せておくことで実力や活動内容が伝わりやすくなるからです。URLを載せておけば、相手がチェックしやすくなります。

自分の専門性や実力を示せるものがあれば、1つ2つ伝えておきましょう(たくさん伝えるのは逆効果です)。

当然ですが、メールに④を盛り込むためには、あらかじめサンプルを作成しておく必要があります。相手が欲しいものを先回りして渡すことで、興味を持ってもらえる可能性が高まります。サンプルを用意した旨を伝えることで、こちらの意欲も伝わります。

「貴誌用のサンプル原稿を2本作成いたしました」と言われて、気にならない担当者はまずいません。

ファイルが軽いときはメール添付でOKですが、重たいときは「GigaFile便」などのファイル転送サービスを利用しましょう。

なお、営業メールの件名に「営業」という言葉を使うとスルーされてしまう恐れがあります。

「○○希望」や「○○のご相談」のような書き方をおすすめします。

件名の最後に氏名を添えておくと、相手に氏名を認識してもらいやすくなります。

先方から返信メールが届いた際、対面やオンラインでの面談を求めてきたときは、前向きかつスピーディに応じてください。営業時の主導権は相手にあります。相手が望む方法&手順に従いましょう。