
「起業家」と「フリーランス」、このふたつは何が違うのでしょうか?
普通の考え方であれば、次のような人をいいます。
起業家は、自ら事業をつくり出し、商品やサービスを販売していく人で、会社創業者や店舗の開業者、個人事業主など多種多様なスタイルがあります。
起業というと、事業の立ち上げ時の「初期費用」に加え、その後も「投資→回収」のサイクルを回し続けなければいけない、と思っている人が多いく、お金がかかるというイメージがあります。起業したい人の中には、「金がないから断念する」という人が大勢います。
フリーランスは、起業などに属さず、企業から請け負った業務を遂行する人というイメージがあります。
「請負仕事」を基本とするフリーランスは、自身の専門性やスキルを提供することによって企業から報酬を得るスタイルです。
リターンが大きくなくても、身ひとつではじめられる手軽さと自由さがあります。起業に比べて「ローリスク・ローリターン」な働き方と言えるでしょう。
そして、インターネットやSNSの普及によって、初期費用や運転資金をかけずに、誰でも気軽に起業できるようになりました。
事務所も、広告費用もいらない起業が可能になり、今はビジネスパーソンの独立起業だけでなく、主婦や学生の起業も珍しくなく、フリーランスにも新たな可能性が広がりました。
とはいえ、その状況をチャンスと捉えている人はまだ多いとは言えず、すでにフリーランスとして活動している人の中にも、「請負仕事」という従来型のスタイルに縛られている人が少なくありません。
新しいフリーランスの働き方は、「仕事を請け負う」+「CtoC型サービスを提供する」のハイブリッド型です。
これを難しく考える必要はありません。フリーランスを目指しているあなたは、自分が持っている専門性とスキルを請負仕事の場面だけでなく、さまざまな形に加工・編集して世の中に届けていけばいいのです。
取り組み方次第では「ローリスク・ハイリターン」を実現できるでしょう。