
フリーランスは、値下げ交渉を持ちかけられたら、どうすればいいでしょうか?
「請負仕事」と「CtoC型サービス提供」では少し考え方が異なりますが、基本は「断る」です。
値下げ交渉をしてくるということは、そもそもサービスに価値を感じてもらえていない、という見方もできます。価値を感じていないお客様とやり取りするのは好ましい状態とは言えません。心理的なものも含めて何かとコストがかかります。
また、闇雲に値下げすることは、定価で購入してくれたお客様への「失礼」にあたります。場合によっては信用低下にもつながりかねません。
もっとも、値下げ交渉に絶対に応じないということでもありません。とくに「請負仕事」においては、事情を考慮して受けることもあります。
代表的なものとしては、値下げに応じることで「実績になる」「新たな仕事につながりやすい」「その先に多くのお客様がいる」というようなケースです。
例えば、各企業の研修担当者が受講するデモセミナーで、デモセミナーに興味を持った複数の研修担当者から新たな研修の注文が入るような場合、十分にメリットがあります。
もちろん、値下げ交渉はクローズドの場で行うもので、それを公にしてはいけません。それが定価で購入してくれた人への最低限のマナーです。
どんな値下げ交渉にもスムーズに対応できるよう、あなたなりの基準を用意しておきましょう。