
あなたはよく「未経験からフリーランスは不可能・オススメしない」という至極真っ当な正論を目にしたことはないでしょうか?
果たして本当にそうでしょうか?
結論から言うと、全く不可能ではないと断言できます。当然、苦労はしますが不可能ではないです。
まず、日本のIT企業といわれる会社の7割は、下請け会社と言われています。下請け会社とは、自社サービスを開発している会社から開発案件を委託されている企業のことを言います。
例えば、戦略設計、要件定義といったフェーズは元請けが行い、その後のコーディングなどは下請けに発注するのがIT業界の一般的な構図です。
IT業界に占める下請け企業の割合をみていくと、アメリカのIT企業は、
7:3=自社サービスIT企業:下請け会社
という割合に対し、
日本のIT企業は、
7:3=下請け会社:自社サービスIT企業
という構造になっています。
日本のIT企業の多くは自社でのサービス開発を行なっていないこともあり、日本から世界を代表するサービスを生み出したIT企業が生まれていません。
下請け会社ばかりなので「多重下請け構造」という問題も発生しています。
人件費が安い国、例えばインドやフィリピンなどの企業に発注するよりも、日本人ほど低価格でクオリティも素晴らしく、納期を守る国はあまりないので、総合的にコスパが良いということで、日本は世界の下請けになっていると聞いたこともあります。
これがいい話なのか悪い話なのかは別にして、日本に下請け会社がたくさんあるということは、逆に言えばリモートでできるような仕事はたくさんあるはずです。