
「モニター提供」で腕試し
はじめてサービス提供するフリーランスであれば、
「価格をいくらにしたらいいのかわからない」、
「いきなりサービス提供するのは不安がある」
と思うのも当然でしょう。
そこでおすすめしたいのがモニター提供です。
モニター例
・似顔絵イラスト作成:1000円(1点)
・YouTubeの動画編集&サムネイル制作:1000円(動画5分まで)
・ファッション診断&パーソナルカラー診断:2000円(1時間)
・アンケートの集計代行:2000円〜(1案件)
・住宅ローン事前審査診断:1000円
・マーケティング戦略の提案:3000円(1時間)
・iOS/Androidアプリ制作提案:3000円(1時間)
○○コンサル、○○セッション、○○トレーニング、○○リサーチ、○○分析……など、自分が提供するサービスが世の中で受け入れられるものなのか?
果たしていくらで提供できるのか?
といったリサーチを兼ねて、格安価格でモニターになってもらいましょう。
SNSで「モニターを募っている旨」のアナウンスをするほか、知人や友人に声をかけてもいいでしょう。
モニターになってくれた人には、「忌憚のない意見を聞きたい旨」を伝えたうえで、アンケートに協力してもらいましょう。
サービスの「良かった点」「満足した点」だけでなく、
「物足りなかった点」「不満に感じた点」「改善したほうがいい点」についても、フィードバックを受けることが大切です。
また、「いくらだったら、このサービスを買いますか?」のような項目を設けて、適正価格についても意見をもらいましょう。本格的なリリース前にサービスの穴をつぶし、内容をブラッシュアップさせることが重要です。
第三者による客観的な意見は宝物です。
「プレセミナー・講座」で腕試し
セミナーや講座を提供したい人は、格安価格でプレセミナー・講座を開催しましょう。
最初は緊張するかもしれませんが、人前で話すことは「慣れが9割」です。小規模なプレセミナーを10回もこなせば、必ず自信を手にすることができます。「人前で話せる」という武器を手に入れるだけで、フリーランスとしての可能性が一気に広がります。
また、整理が行き届いていないコンテンツも、5回、10回とプレセミナーを重ねるうちに磨かれていきます。コンテンツが固まれば、自信にもつながるでしょう。
プレセミナー・講座例
・ウェブコピーライター養成セミナー:1000円(90分)
・講師のための話し方講座:1000円(90分)
・個人事業主向け・会計の基本セミナー:1000円(90分)
・インスタ映えするスマホカメラ講座:1500円(2時間)
・はじめてのイラスト作成講座:1500円(2時間)
・女性起業家のためのファッション講座:1500円(2時間)
「セミナー」や「講座」という言葉が重たく感じるようなら、「○○勉強会」や「○○お茶会」「○○シェア会」のような名目でもOKです。
重要なのは「教える仕事」の経験を積むことと、見込み客のニーズを把握することです。Zoomなどを使って
オンライン開催をしてもいいでしょう。
モニター募集同様、集客はSNSを活用します。
普段行っている「貢献の投稿」の合間合間にセミナー開催の告知をすることで、あなたのフォロワーが関心を
寄せてくれます。
また、集客ポータルサイト「こくちーず」をはじめ、手軽にイベントやセミナーの告知・案内ができるプラットフォームを併用するのもいいでしょう。
見ず知らずの人があなたのセミナーに興味を持ち、申し込んでくることもあります。もちろん、友人知人に声をかけてもOKです。その場合は、セミナーの内容に関心のありそうな人に絞って声をかけましょう。
フリーランスにはもともと専門性とスキルがあります。どうしても「教える仕事」が肌に合わないと思うなら「請負仕事」1本に絞る道も残されています。自己採点を甘めに設定して、あせらず階段を一段ずつ登っていきましょう。
モニターやプレセミナーの効果を最大化しよう
モニターにせよ、プレセミナーにせよ、それを行うことで「実績が得られる」点も忘れてはいけません。ブランディングするうえで「実績」くらい大事なものはありません。
個人がブランディングするというケースにおいては「実績=ブランド」と言っても過言ではないのです。
誤解している人もいるようですが、ブランディングに「一足飛び」はありません。
飛び道具はどこにも存在しないのです。目の前の階段を一段また一段と登っていくことでしか自分の市場価値を高めることはできません。
とりわけモニターやプレセミナーは、サービス提供者としての「実績」の第一歩です。
なお、モニターやセミナー参加者の中で大満足してくれた人がいた場合は、「お客様の声」をもらえないか聞いてみましょう。SNSや公式サイトの「サービス案内ページ」に文章や動画で「お客様の声」を載せることによって、より多くの人に興味や関心を持ってもらいやすくなります。
透明性が高い時代につき、お客様の声は「顔出し&実名」が理想です。最低でも実名は必須です。イニシャルや仮名、匿名ではかえって怪しい印象を与えてしまいます。ただし、実名が出せない一部のサービスは除きます。
もちろん、お客様の声をいただくときは本人の承諾が必要です。中には、「お客様の声」には出たくない人もいます。無理強いをしないよう注意しましょう。