フリーランスは、「無料提供」と「有料提供」の境界線を明確にする

フリーランスが情報提供するときは「無料」と「有料」の境界線を明確にしておく必要があります。

SNSでの情報発信は基本的に無料で行うものです。

ターゲットに向けて、あなたの専門性やスキル、実力、実績、コンテンツの中身と質、人間性などを伝える重要な役割を果たしています。「貢献の投稿」をし続けることによって、引き出し可能な「信用貯金」を貯めていくことができます。

一方で、「ここから先は有料です」という線引きをしておくことも重要です。

この線引きがないと、
SNSのメッセンジャーでどんどん質問や相談が寄せられ……
それらに無料で答え……
疲弊してしまう、
というようなことが起きかねません。

無料と有料の境を明確にする方法が、「有料サービスメニューの価格表公開」です。

有料サービスメニューの価格表の一例
・コンサルティング(相談):1万5000円/60分
・セミナー登壇(既存プログラム):5万円/120分
・セミナー登壇(カスタムプログラム):10万円〜/120分
・ホームページ診断:5万円(メイン10ページ以内)
・エグゼクティブコーチング
個人事業主:15万円/月額
経営者(従業員10名未満):20万円/月額
経営者(従業員10名以上):30万円/月額

ウェブ上に有料サービスメニューを公開しておけば、そのページのURLをそのまま相手に送ることができます。PDF化したメニュー表を送ってもOKです。この方法であればスマートに有料サービスへ誘導することができます。

なお、職種やサービス形態によっては、サービスの入り口として「無料相談」を設けたい人もいるかもしれません。その場合も「無料相談を受け付けています」のような形で明記しておくことが大事です。

フリーランスにとって「黙して語らず」は害悪です。必要としている人にサービスを届けるためには、その人たちが「知らないこと」や「わからないこと」を粘り強く伝え続けていくことが大切です。

有料サービスメニュー、価格表を公開しておくことによって、問い合わせや申し込みの確率が高まりやすくなります。