
どんなに自信のあるサービスでも、お客様の悩み解決につながらないものは売れません。
例えば、文章を書くのが得意のフリーランスであれば、「文章を書くことが『苦手な人』を『得意な人』へ変化させる」という悩み解決が、サービスの軸になるでしょう。それくらいシンプルに考えることが大切です。
まずは、あなたにできる「悩みの解決策」をシンプルに表現してみましょう。
SNS全盛の時代においては、どれだけ口コミや紹介が生まれるかもポイントです。
あなたもレストランで感動するほどおいしい食べ物を食べたときにSNSに投稿したり、レビューサイトに投稿したりすることがあるでしょう。
平凡なお店の平凡な味であれば、投稿しようとは思わないはずです。
あなたのサービスも同じです。お客様の悩みを解決し、満足と感動してもらえたなら、口コミや紹介が生まれやすくなります。
ただし、お客様が抱える「悩み」には、根が深いものも少なくありません。
表層的な解決にとどまってしまうと、お客様に真の満足を感じてもらうことはできません。大事なことは、サービスメニュー開発をするときに、ターゲットの「本質的なニーズ」にまで踏み込む、という意識です。
例えば、世の中には、痩せたい人や英語力を伸ばしたい人がたくさんいます。
だから、ダイエットプログラムや英会話レッスンのメニューを用意すればOKという単純な話ではありません。
なぜなら、多くのダイエット志望者や英会話力アップ志望者は「何をやっても結果が出ない」「頑張っても続かない」という根深い悩みを抱えているからです。
つまり、サービス提供者は「どうやったら続くのか」という本質的なニーズを汲み取ってサービスメニューを開発しなければいけないのです。
必要となるのは「楽しく続けられる工夫」かもしれませんし、「結果・成果が出やすい仕組みづくり」かもしれません。
とくに、競合の多い分野では注意が必要です。
顕在化しているニーズにアプローチするだけのサービスでは、なかなか買ってもらうことができません。潜在的なニーズにも光を当てる意識を持ちましょう。多くの場合、本質的なニーズになります。
あなたがサービスを届けようとしている人の「顕在的なニーズ(悩み)」は何ですか?
そして、「潜在的なニーズ(根深い悩み)」は何ですか?
このふたつの答えを洗い出すことで「長期で売れるサービス」になりやすくなります。