
フリーランスが報酬額を提示された際、「もう少し上乗せが欲しい」と思ったときは、上乗せ交渉をしてみましょう。
交渉に必要なのは理由です。
「労力に見合っていない」のか「特別な技術を要する」のか、あなたが思う理由を伝えることが大切です。
それと同時に、相手にとってのメリットも伝えられたら及第点です。
商品のPR効果を高めるためには、○○と△△の施策を講じる必要があります。
つきましては、大変恐れ入りますが、報酬の上乗せをお願いしたく存じます。希望報酬は○万円です。ご検討いただけますと幸いです。
相手に横柄な印象を与えないよう「恐れ入りますが」というクッション言葉を使う一方で、こちらの希望額ははっきりと伝えています。このさじ加減が重要です。
フリーランスにとって「自分の報酬」を決めることは大切な仕事のひとつです。提示された報酬額を丸呑みするのではなく、常に「なぜこの報酬額なのか?」と考えるクセをつけましょう。
報酬額に対して自覚的になることによって、「提供物の価値や、自分の市場価値を高めるためにはどうすればいいか?」という思考が磨かれていきます。