
「この仕事は安いから、これくらいの完成度でいいや」という「出し惜しみマインド」の持ち主も、フリーランスとしての成功が望めません。
本人にしてみれば効率の良い堅実なワークスタイルなのかもしれません。
しかし、実際には「もったいない人」「残念な人」です。自分の中に眠っている可能性の芽を自ら摘んでしまっているからです。
「自分史上最高の仕事をしよう」という意欲と覚悟がないため、成長が小さく、専門性やスキルのレベルも上がりません。
おそらく3年後も5年後も似たようなレベルの仕事をしているのでしょう。「現状にとどまり続ける=退化」ですので、いずれ淘汰されてしまう可能性が大です。
一方、成功するNEWフリーランスは、一度受けた仕事は、報酬の大小にかかわらず、相手の期待をはるかに超える仕事をします。常にベストを尽くすことが、自分の器と可能性を大きくすることがわかっているからです。
自己ベストの更新を狙い続ける人は、クライアントやお客様に高い満足度を与え続けています。高い満足度は、次の仕事となって、あるいは、口コミや紹介という形で、多少の時間差はあれ、必ず自分に戻ってくるものです。
「自分が与えた分だけリターンを得る」。これが人生の法則です。
もちろん、これは「すべての仕事を受けなさい」という意味ではありません。
仕事を「受ける・受けない」は、事前に判断すべき事柄です。ただし、一旦受けた仕事に差をつけるのはナンセンスで、素人くさく貧乏くさいです。
受けた仕事に差をつけず、常に全力で取り組む姿勢こそがプロフェッショナルです。少なくとも、その姿勢は、あなたが仕事で付き合うすべての人に見られています。
「最近ラクな仕事ばかりしているなあ」と感じたときに、それを危険信号と捉えられる人が、フリーランスとして成功する人です。