フリーランスは利益率が高い?

メーカーや物販、店舗経営などのビジネスでは、家賃や人件費、原材料費、仕入れ費用など、少なからず金銭的コストがかかります。

売上が50万円でも、そこにかかるコストが30万円なら、単純に利益は20万円です。

その点、フリーランスの利益率は相対的に高めです。

例えば、自宅を事務所代わりにしている人であれば、金銭的なコストはほとんどかかりません。1人で動いているので人件費もゼロです。

通信費、光熱費、交通費、資料費などが多少かかる程度でしょう。

月の収入が50万円でも、実質の経費は3万円程度というケースもあります。利益率の高さは大きなアドバンテージです。

フリーランス志望者の中には、「収入が不安定そうで心配」と言う人が少なくありません。

もちろん、収入には注目すべきですが、大事なのは、フリーランスは経費(支出)を抑えられる働き方であるという点です。

独立するときに大きな元手を用意する必要もありませんが、念のため、半年間食べていけるくらいの貯金はしておきましょう。

CtoC型サービスについても、その開発にかかるコストは驚くほど低く抑えることができます。ほとんどの場合、在庫を抱える心配がありません。

固定費がかかるビジネスでは、社会情勢や景気が悪化した際、売上が立たないにもかかわらず、お金ばかりが出ていき、資金ショートしてしまうケースも珍しくありません。

一方、専門性とスキルで勝負するフリーランスは、固定費が少ない分、収入減による打撃も最小限です。これは極めて大きなメリットです。