
マルチタスクという言葉を聞いたことはあるでしょうか。
マルチタスクは「同時に複数の処理をする」ことをいいます。同時に複数の処理を行うことは、一見効率がよさそうに感じますよね。
しかし、実際は脳に負荷がかかり、ストレスから集中力の低下、物忘れなどにつながるといわれています。ロンドン大学の研究によると、マルチタスクによってIQが15ポイントも低下することが分かっています。
IQが15ポイント低下することは、徹夜明けしたときと同程度の状態です。徹夜明けは、頭がボーっとして集中力が維持できない状態になりやすいですよね。
そのため、疲れやすいと実感している方は、なるべくマルチタスクにならないように対策しておましょう。
また、在宅ワークを始めたてのときは、インプットする情報や、やることが増えてしまいます。在宅ワークに一点集中するためにも、事前準備をしておくことで、最初の負担を少しでも減らしておきましょう。
事前準備1 自分の苦手なことをノートに書き出しておく
まずはA4程度の紙に、自分の苦手なことを思いつく限り書いてみましょう。
マルチタスク過多にならないためには、自分を知ることがポイントです。なぜなら、苦手なことを知ることで「やらない作業」を選択できるからです。
書き出す内容は、日常の生活や仕事に関わることに絞ることをおすすめします。
家事であれば「そうじ」が苦手、そうじであっても「排水溝」のそうじが特に苦手など、できる限り明確にできるとよいでしょう。
苦手なことを書き終わったら、次の「やらなくてよいこと」リストを作ります。
事前準備2「やらなくてよいこと」リストを作る
苦手なことの中から「やらなくても生活できそう」なものをリストアップしてみてください。また「どのような方法」にすれば、やらなくて済むかも決めて、対策を立ててみましょう。
苦手なことを減らすことで、心の負担を和らげるだけでなくマルチタスクも減らすことができます。
対策は「極力やらずに済むためにはどうしたらよいだろう」「工数を減らす工夫はできないかな」など考えると作りやすいです。
そして、やらなくてもよいことをリスト化したら、思い切って「やらない」生活をしてみましょう。
例【家事が苦手な人の場合】
まずは家事全般に対する負担を減らすために、食洗器などの高機能家電を少しずつ導入していきます。
また、家族にも家事を分担してもらうことに決めて、自分の在宅ワーク時間を確保します。子どもにとって家の手伝いは自立心を養うことにもつながります。
「何も妻、母親が家事を全てやることは法律で決められているわけではない」
このように考えを改めることによって、作業時間を大幅に確保でき、勉強時間も増え、在宅ワークでもステップアップできるようになります。
ご家庭の事情やお子さんの年齢によって、できる範囲は異なりますが、家事の負担を減らすことで作業時間を増やしてみてはいかがでしょうか。
事前準備3 整理整頓をして集中できる環境を作る
効率よく在宅ワークをするためには、集中して仕事のできる部屋作りが必要です。そこで、作業効率をアップするためにも物を減らしていくことをおすすめします。
【片付けによる主な嬉しい効果】
・時間の節約になる
物を減らすことで「どこに何があるか」がすぐに分かるようになって、必要なものをすぐに取り出せるようになる。
また、物が少なくなると片付けがしやすくなり、時短にもつながる。
・集中力が上がる
物が多いと注意がそれやすくなるといわれている。物が多いほど、視覚から受け取る情報量が増えるため、シンプルにすることで脳への負担も減らせる。
効率を上げて、生産性を高めるためにも、思い切って物を減らしてみましょう。
事前準備4 Webライターに必要な知識をインプットしておく
今は本やネット、YouTubeなどで「Webライターの始め方」を発信しているコンテンツがたくさんあります。
Webライターを始める前に「最初にどんなスキルが必要であるか」を調べておくことで、最初のスタートもスムーズに進められるでしょう。
しかし、情報が多すぎて何から覚えてよいか判断に迷うのではないでしょうか。そんなときは、次の基本知識を最初に押さえておくことをおすすめします。
・PREP法
「結論・理由・具体例・結論」の順番で伝える文章構成のこと。
・SEO
GoogleやYAhooなどの検索エンジンの検索結果ページに上位表示されるための施策。
・WordPress(ワードプレス)への入稿方法
サイト作成ができる管理システムのひとつ。案件によっては、入稿も頼まれるため覚えておくとよい。
これらの基本知識は、お金をかけなくてもネットやYouTubeで学べます。
実際に、ネットとYouTubeからの情報のみで3ヶ月目に月5万円の売上を達成することもできます。
ここでのポイントは、最初から完璧に覚えようとしないことです。
丸1日、2日ぐらいでざっくりインプットしたら、案件獲得のための行動へ移りましょう。あとは案件を受注しながら学んでいけばOKです。
不安からインプットに時間をかけ過ぎてしまうと、いつまで経っても行動できません。一番早く覚える方法は、実践で経験していくことです。
行動しないと、チャンスを逃してしまいます。
最初は自分にできそうな案件を受注して、自信がついてきたら、レベルの高い案件に挑戦していきましょう。
恐れはワクワクと表裏一体といいます。クワクな未来のためにも、インプットに時間をかけ過ぎないようにしましょう。