未経験のフリーランスは、「単価の低い仕事で低賃金労働すると、消耗しやすい」?

未経験のフリーランスは、「単価の低い仕事で低賃金労働すると、消耗しやすい」?

結論:
技術力=収入ではないので、戦う場所を選びましょう。

わざわざ単価の低い場所で自分が戦わなければ済む話です。

「あなたは何のためにスキルアップしていますか?」

もし、お金を稼ぐためにスキルアップしているのならば、技術は2,3流でもお金は稼げます。

なぜならビジネスの基本は需要と供給だからです。

なので、稼げるようになるための近道は、自分のスキルアップではなく、自分よりスキルの低い顧客を見つけることです。

こんなことを言うと他のフリーランスから反感を買いそうですが真実です。

確かに、フリーランスとしてのスキルアップは重要です。

ですが、売上を伸ばすという目的を満たすための行動としては、スキルアップすることよりも、自分よりITリテラシーの低い顧客を見つけるほうが簡単であり、目的に早く近づけます。

具体例を一つ紹介します。

高齢者の多い田舎の町で、パソコン教室をやっている人がいます。
その教室ではLINEの使い方などを教えています。

おじいちゃんおばあちゃんには息子や孫たちとLINEをしてみたいという願望(需要)があり、それを教える人(供給)が存在することで成り立っています。

今の若者ならLINEは当たり前に使えるツールとして存在しますが、高齢者には当たり前に使えるツールではないので、ビジネスとして成り立つということです。

これはエンジニアやデザイナーにも同じことが言えて、周りが自分よりも優秀な人ばかりだと、もっとスキルアップしなくちゃと考えがちですが、自分よりもITリテラシーが低い人に目を向けることでお金は稼げます。

そもそもあなたは雇われたいのか?雇われたくないのか?
考え方は違いますが、何にせよ技術は2、3流でもお金は稼げるということです。

・コーディングという言葉を知っている人が地元の友達に何人いますか?

・Wordpressでホームページを作れる人があなたの周りに何人いますか?

・スクレイピング、デプロイという言葉を説明できる人が周りに何人いますか?

友達がエンジニアばかりという人は当てはまらないかもしれませんが、いない人がほとんどだと思います。

そして、同業ばかりの人と一緒にいるのは非常に勿体無いです。なぜなら、周りに上記のことを知らない人が周りにいればいるほどチャンスだからです。

例えば、Wordpressでホームページを作って欲しい。そんなお客さんを10人見つけて1件10万でやれば月100万円です。

お金を稼ぎたいのではなく、技術を磨きたいのであれば、会社員になってどんどんスキルアップすればいいですが、仮に一流のエンジニアになっても、技術で劣るエンジニアよりお金を稼げるようになれるわけではないです。

これは断言できます。

そもそも日本は言語的な問題で、WEB制作の単価は保たれていますが、日本の外に目を向けると単価は激安です。(特に公用語が英語のフィリピンやインドなど)

フィリピンやインドの人から、「え?このレベルの案件でこんなにもらえるの?」と驚かれることもあり、このことからもエンジニアは技術力=収入ではないことがわかります。

結局、あなたがどこで勝負するかによって単価もスキルも異なるということを理解しておきましょう。